【体重計の数値に騙されない】

体組成計とは、体重計とは異なり、体脂肪、筋肉量、骨量などを計ることが出来るものです。
みなさんがダイエットして減らしたいのは何ですか?
体重ですか?体脂肪率ですか?体脂肪量ですか?それとも筋肉量ですか?
ここで考えてみましょう。
体重はざっくりいうと、「体脂肪量」「筋肉量」「体水分量」「骨量」で構成されています。
マッサージやエステ、岩盤浴、サウナで落とせるのは「体水分量」です。水を補給すれば元に戻ります。
食事を制限すると、「筋肉量」が減ります。運動で落とせるのは「体脂肪量」。
では、どちらの人の方が痩せて見えると思いますか?
Aさん 身長:157㎝ 体重:50kg 体脂肪率:25% 筋肉率:37% 筋肉量:18kg
Bさん 身長:157㎝ 体重:50kg 体脂肪率:40% 筋肉率:30% 筋肉量:15kg
同じ体重でも、体脂肪率が多い方が当然体重が多く見えます。
体積にすると約1.25倍違うのです。
ということは、体重が減らなくて悩んでいる方にとって、果たして何が減って何が増えているのかを見る必要があるということです。
私は常日頃から、会員様の「体重が減らない」という言葉に対して
「体重は二の次。何キロあっても理想の体型になっていればそれで良い」と言っています。
アスリートは体重など気にしてないですよね。
理想の筋肉をつけて理想のパフォーマンスが出来れば良いのです。
理想のボディとは、体重ですか?47kgになりたいと思っても、筋肉を落としてまでなりたいですか?
また、よく耳にする「BMI」という単語、ありますね。
先ほどのAさんとBさん、実は身長が同じという前提で考えると同じBMIなんです!!
どういう事かというと、
BMI=体重(kg)÷身長²(m)
だからです。
AさんもBさんも同じ20.2です。
つまり、肥満度を示す体格指数では差はないんですね。
でも体脂肪率は15%も違うのです。
筋肉が減ってしまうと、いわゆる隠れ肥満の可能性があるということです。

これは極端な例かもしれませんが、食事だけで体重を落とすとこうなりかねないのです。